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アレキサンドライト(アレキサンドル石)
----- 隠れた才能の発見と精神的自立を促す、邪悪なものから身を守ってくれる ----- |
鉱物データ
【名称:英名】 Alexandrite (アレキサンドライト)
【名称:和名】 アレキサンドル石 (アレキサンドル石)
【流通名】 ---
【宝石言葉】 秘めた想い・高貴・情熱
【誕生石・記念石】 6月(アメリカのみ)、結婚45年記念石
【分類】 酸化鉱物 【グループ】 --- 【組成式】 BeAl2O4
【産状】 板状結晶体、六方車輪状の双晶
【結晶系】 斜方晶系 【透明度】 ---
【光沢】 ---
【色】 暗緑色系から赤色系への変色効果が認められる
【条痕】 --- 【劈開】 --- 【断口】 ---
【硬度】 8.5 【比重】 3.73
【屈折率】 1.746-1.755 【複屈折】 0.006
【主要産地】 ブラジル・ロシア・スリランカ・マダガスカル 他
アレキサンドライトはクリソベリルという鉱物の変種で、主にペグマタイト中や変成岩中に産出されます。太陽光や蛍光灯の光で暗緑色を示し、蝋燭や白熱球の光では赤色を示すといった変色効果があります。これは含有物である酸化クロムによるものです。変色効果は石ごとに異なり、変色効果の大きい物石は稀で高額で取引されています。通常は変色効果が小さいか、石の一部でのみ変色効果が認められる程度です。
語源
この石はロシアにあるウラル山脈のトコワヤ付近で最初に発見されました。発見時はエメラルドの一種と誤認されましたが、夜になって蝋燭の灯の元で見たときに鉱物は赤い色に変化していることが確認され、珍しい鉱物として当時のロシア皇帝であるニコライ一世に献上されました。この献上日が皇太子であるアレクサンドル二世の誕生日であったため、それに因んで鉱物名がアレキサンドライトと名付けられたとされています。
伝承・効果
アレキサンドライトの持つ変色効果から、二面性を象徴する鉱物とされています。一見、冷静で知性的な現実主義者が、実は情熱的な理想主義者であるといったような二面性を象徴しているとされています。精神的な自立を助ける効果があるとされ、周囲の状況の変化に柔軟に対応し、自分らしさを維持しながら自分の進むべき方向へと進んでいく事の出来る導きの石とされています。また、危険に直面したとき、直感力や洞察力を刺激して危険回避の最良策を与えてくれる石とされています。そのため、邪悪なものや悪霊から身を守ってくれる石とされています。
独自性を維持しつつ、周囲の状況に柔軟に対応する事ができるようになる事から、自分の周りにいるすべての人に対して愛情を持って柔軟に接する事が出来るようになり、円滑な人間関係を育む事が出来るようになるとされています。自分らしさを大切にしたい、自分自身を見つめ直して新しい自分を発見したい、周りに流される事無く良好な人間関係を築きたいといった方にはおすすめ出来る石です。創造力を刺激してインスピレーションを高める効果があるともいわれていますので、個性を大切にしながら、新しいものを見いだす仕事に就いている人にもおすすめです。
また、身体的には、神経系統の強化に効果があるとされ、細菌に対する抵抗力を高める効果があるとされています。
浄化方法
クラスター・さざれ石・流水・スマッジング・日光浴・月光浴 (個々の浄化方法についてはこちらを参照して下さい)
メーテルのリーディング
川の流れを感じます。時間の変化に決してぶれることのないまっすぐな想いを感じます。大切なものを教えてくれるような気がします。個性、独自性など、自分自信に正直であることが人生の要なのだと伝えてくれます。
おもしろ豆知識
※ アレキサンドライトは、発見当初ロシア軍の軍服の色(赤と緑)と同じであったため、ロシア国内で流行しました。
※ アレキサンドライトの命名に関する由来は、この石の献上日ではなく、発見日がアレクサンドル二世の誕生日であったとする説もあります。
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