セレスタイト・セレステイン（天青石） - 「メーテルワールド　幸運の道具屋」パワーストーン大全

【名称：英名】　Celestite　（セレスタイト）・Celestine　（セレステイン）
【名称：和名】　天青石　（てんせいせき）
【流通名】　---
【宝石言葉】　清浄・休息
【誕生石】　---

【分類】　硫酸塩鉱物　　　【グループ】　重晶石グループ　　　【組成式】　SrSO4
【産状】　卓上結晶、板状・短冊状などの結晶体、柱状結晶、円塊状、塊状、粒状、葉片状　など
【結晶系】　斜方晶系　　　【透明度】　透明または半透明
【光沢】　ガラス光沢（劈開面は真珠光沢）
【色】　無色・白色・灰色・淡青色・帯緑色・帯黄色・帯橙色・帯赤色　など
【条痕】　---　　　【劈開】　一方向に完全、一方向に良好　　　【断口】　不平坦状
【硬度】　3-3.5　　　【比重】　3.97-4.00
【屈折率】　1.622-1.631　　　【複屈折】　0.009-0.012
【主要産地】　マダガスカル・アメリカ・メキシコ・ナミビア・カナダ　他

セレスタイト（Celestite）はセレスタイン（Celestine）ともいいます。いずれも同一の鉱物をさす固有名詞です。

セレスタイトは硫酸ストロンチウムを主成分とする鉱物で、硫酸塩鉱物に分類されます。堆積鉱床中に円塊状で産出したり、石灰岩や苦灰岩中の晶洞中、熱水鉱脈中に産出したりします。ジプサムやハーライトと一緒に産出したり、カルサイトやフローライトと一緒に産出したりします。他の重晶石グループに属する鉱物との判別が難しかったため、命名は比較的最近となり、1798年に命名されました。

　語源

セレスタイトは、その結晶が持つ美しい淡青色から天を連想して名付けられたようです。ラテン語の「coelestis（天、空色を意味します）」が語源となっています。直接の語源となった英語は「celestial（天の・天国のような）」です。和名はその結晶が天青色（スカイブルー）を示すところから、英語名を直訳して「天青石」とつけられました。

　伝承・効果

セレスタイトは、その結晶の持つ美しい淡青色によって人々を魅了してきました。セレスタイトに魅了された人々は、その色から「天」や「天国」を連想して、魂の浄化、心の休息や平静、安堵といったイメージを受け取ってきたのでしょう。平静な心は正しい判断力をサポートし、正常な思考をもたらします。そこに真実が見えてきたとしても、何ら不思議な事はありません。セレスタイトの伝承はそんなところから生まれてきたのでしょう。

セレスタイトはストレスを緩和し、心を平穏にさせ、自信を深めさせてくれる石とされています。創造力や表現力を養い、魂を浄化して、より高次なものへと高めてくれるとされています。またバランスの乱れた心身を調和させて、精神状態を安定させてくれる石として伝承されています。

人間関係においてもその効果は発揮されるようです。平穏な心と創造力や表現力の向上は、コミュニケーションの円滑化を図り、自らの意見をはっきりと主張出来る、良好な人間関係の形成をサポートしてくれます。こうした一連の流れの中で、セレスタイトのもたらす精神的・心理的効果は重要な位置を占めるとされてきたようです。精神的な安息をもたらし、心を開かせてくれる石とされている事から、恋人同士や夫婦間の安定をサポートし、関係を円満にしてくれる効果があるとされてきました。

セレスタイトは傷の治りを早めてくれ、怪我や手術の傷口が治癒するのを促進する効果と生理不順を緩和してくれる効果があるともいわれています。古くは消化器官にかかわる病気に用いられていたようです。また甲状腺の機能強化に効果があるともされていました。

　浄化方法

クラスター・さざれ石・流水・スマッジング・~~日光浴~~・月光浴　（個々の浄化方法についてはこちらを参照して下さい）

セレスタイトは硬度3-3.5という比較的柔らかい鉱物です。また構造上、欠けやすい性質を持っていますので、取り扱いには注意が必要です。優しく扱ってあげて下さい。

　メーテルのリーディング

空を見つめている目が見えます。その目は円を描くように相当数の目が綺麗に並んでいます。天を仰ぎながら360度見つめているようです。天候を司っているように感じています。そして、セレスタイトから素晴らしいエネルギーを感じます。晴れ晴れとした心に通じています。疲れを癒したり、元気づけたりしてくれるようです。

　おもしろ豆知識

※　セレスタイトの不透明石は彫刻材に用いられる事があります。セレスタイトの透明石は美しい色をしているのですが、耐久性が低く硬度も低いため、宝飾品には不向きな石です。

　

[　解説画面を閉じる　]　　　　　[　この画面でホームページを開く　]