アイオライト（菫青石） - 「メーテルワールド　幸運の道具屋」パワーストーン大全

【名称：英名】　Cordierite　（コーディエライト）
【名称：和名】　菫青石　（きんせいせき）
【流通名】　Iolite　（アイオライト）
【宝石言葉】　自立・誠実・初めての愛・貞操・不安の解消・癒し
【誕生石】　8月10日の誕生日石

【分類】　珪酸塩鉱物　　　【グループ】　---　　　【組成式】　(Mg,Fe)2Al4Si5O18・nH2O
【産状】　短柱状結晶・双晶・塊状・粒状　等
【結晶系】　斜方晶系　　　【透明度】　透明から半透明
【光沢】　ガラス光沢
【色】　青色（菫青色）　他
【条痕】　白　　　【劈開】　1方向に明瞭　　　【断口】　貝殻状
【硬度】　7-7.5　　　【比重】　2.53-2.78（宝石として用いられる鉱物は2.57-2.61）
【屈折率】　1.542-1.551　　　【複屈折】　0.005-0.008
【主要産地】　スリランカ、ミャンマー、インド、マダガスカル、アメリカ、イギリス、ブラジル　他

アイオライトは流通名であり、鉱物学上はCordierite（コーディエライト）と言います。インドやスリランカでは宝飾品に用いられる原石が川の中からよく採れ、外見の色合いがサファイヤににている事から、ウォーターサファイヤの別名もあります。マグネシウムとアルミニウムの珪酸塩鉱物で、鉱石中に含まれる鉄分が多いほど濃い青色を呈し、石鉄鉱を含むと赤みを帯びた色合いを呈します。

アイオライトは見る角度によって色あいやその濃さが異なって見える性質（多色性）が顕著に見られる鉱物です。代表的な色は菫青色で、見る角度を変えると灰色や枯草色に見えたりします。

　語源

アイオライトの正式な鉱物名であるCordierite（コーディエライト）は、フランスの地質学者であるP.L.A.Cordierにちなんで名付けられました。アイオライトの名称は、ギリシャ語のion（紫の意味）とlithos（石の意味）に由来して名付けられました。

　伝承・効果

アイオライトは、持ち主の自立を促し、目標へ向かって正しく進んでいくように導いてくれる石とされています。個性を開花させ、持ち主にとっての正しい道へと導いてくれる役割をはたしてくれるとされている石です。時間の流れと環境の変化によって自己を見失ったとき、カオスの中からアイデンティティを見つけ出し、本来の自分らしさを取り戻させてくれます。本来の自分が進むべき正しい道を指し示してくれる人生の羅針盤のような働きをする石とされてきました。

アイオライトは不安定な精神を安定させて、歪みや不安によって閉ざされた心を癒し、開放してくれます。霊的能力を高める働きのある石とされています。本来ある愛の正しい姿を見いだし、真実の愛を育む優しい心を持つようにサポートしてくれる石とされています。

様々なストレスから来る心の不安を取り除き、進むべき正しい方向を指し示してくれる愛に満ちたアイオライトは、お守りとして身につけたり、身近に置いておく事で一層強い効果を発揮してくれるでしょう。

　浄化方法

クラスター・さざれ石・流水・スマッジング・日光浴・月光浴　（個々の浄化方法についてはこちらを参照して下さい）

汚れが目立つ場合には、ぬるめの石けん水を使ってブラッシングしてあげて下さい。モース硬度は7-7.5と若干高めの鉱物ですので、通常使用ではあまり神経質にならなくても大丈夫です。

　メーテルのリーディング

愛の石です。深い愛を教えているように感じます。男女間だけではなく、子供への愛情もこの石にはエネルギーがあるようです。閉ざされていた心がパーと開くのが見えます。弱い人間をいたわる心を呼び覚ましてくれることでしょう。そこには感謝が生まれます。

命を持ったときから、心があるというのを感じています。母の愛を必要としているんだと心が動きました。命と愛と神は繋がっているように感じています。

　おもしろ豆知識

※　アイオライトはバイキングが用いた宝石とされています。航海中、アイオライトの持つ多色性を利用して偏光フィルターとして使い、大海にいながらにして太陽の正確な位置を把握して航海することが出来たとされています。この事から、「海のサファイヤ」という別名も持っています。

※　マダガスカル産の上質なアイオライトは非常に高価で取引されています。５ct以上の大粒石は大変稀少です。

※　アイオライトは、ヨーロッパでは可愛い娘のための宝石とされていたそうです。愛を守る石としてアイオライトをお守りにして、娘が大人になった時、両親や祖母から娘にアイオライトを贈るという習慣もあるそうです。

　

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