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ジェダイト (翡翠輝石・硬玉・本翡翠)
----- 健康と長寿を象徴、マイナスエネルギーを取り払う ----- |
鉱物データ
【名称:英名】 Jadeite (ジェダイト)
【名称:和名】 翡翠輝石 (ひすいきせき)、硬玉 (こうぎょく)
【流通名】 本翡翠 (ほんひすい)
【宝石言葉】 幸福
【誕生石】 5月
【分類】 --- 【グループ】 輝石グループ 【組成式】 Na(Al,Fe3+)Si2O6
【結晶系】 単斜晶系 【産状】 塊状、粒状
【透明度】 半透明から不透明 【光沢】 ガラス光沢
【色】 白色、濃淡緑色、黄緑色、黄褐色、褐色、赤色、橙色、淡紫色、灰色、黒色 など
【条痕】 無色 【劈開】 通常なし 【断口】 多片状
【硬度】 6.5-7 【比重】 3.25-3.36(通常3.34)
【屈折率】 1.640-1.645 【複屈折】 0.012-0.020
【主要産地】 ミャンマー・ロシア・中央アメリカ・日本 他
ジェダイト(翡翠輝石)は、ジェード(翡翠)の中でパイロクシーン(Pyroxene、輝石グループ)に属する鉱石の事をいい、主に超塩基性火成岩や片岩中に生成します。ジェダイト(翡翠輝石)は後述するネフライトよりも硬度が高いことから、和名では硬玉とも呼ばれます。また、流通上、本翡翠と言った場合には、ジェダイト(翡翠輝石、硬玉)を指す言葉になります。
もともと翡翠と呼ばれていた鉱物は、1863年に鉱物学的には2種類の鉱物である事がわかりました。このうち、パイロクシーン(Pyroxene、輝石グループ)に属する鉱石をジェダイト(翡翠輝石)、アンフィボール(Amphibole、角閃石)に属する鉱石をネフライト(角閃石)と呼ぶようになりました。また、それぞれ硬度が違う事から硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)といった呼び方がされるようになりました。従って、単純に「ジェード(翡翠)」といった場合は「ジェダイト(翡翠輝石、硬玉)」と「ネフライト(角閃石、軟玉)」をあわせていう、総称という事になります。
鉱石の色は白色を示す鉱物が多く存在しますが、濃淡緑色、黄緑色、黄褐色、褐色、赤色、橙色、淡紫色、灰色、黒色など多岐にわたります。クロムの含有によって緑色を呈す緑玉、チタンの含有によって青紫色を呈すラベンダー翡翠、鉄分の含有によって濃緑色ないし黒色を呈すクロロメライトなどの名称もあります。
語源
和名の「翡翠」はもともとカワセミをさす言葉です。カワセミは羽毛が緑色をしている綺麗な川鳥で、背は青色、腹は赤色といった具合にカラフルでとても美しい小鳥です。「翡」は「赤」を意味し、「翠」は「緑」を意味します。カワセミのような美しい色合いを持つ石といった意味で、この色合いを持つ美しい鉱石を「翡翠玉」と呼ぶようになりました。ちなみに「玉」とは中国で翡翠全般とその類似石を指す言葉で、広義では宝石を指す言葉としても用いられます。この「翡翠玉」という呼称が経年変化し、「翡翠玉」の「玉」がとれて「翡翠」と呼ぶようになったとされています。
英名の「ジェード」はその用途から派生したとされています。中南米の先住民は、この石を暖めて懐炉とし、横腹や腰にあてて病気の治療に使っていました。この地を侵略したスペイン人によってヨーロッパに紹介され、「腰の石」を意味する「piedra
de hijada」と呼ばれたそうです。これがジェード(Jade)の語源となったとされています。
翡翠には鉱物学的に2種類の鉱物がある事が解り、翡翠の中でパイロクシーン(Pyroxene、輝石グループ)に属する鉱石の事を「翡翠輝石(ジェダイト)」と呼ぶようになりました。もう一方の種類である翡翠よりも硬いことから「硬玉」とも呼ばれるようになりました。
伝承・効果
もともとジェダイト(翡翠輝石、硬玉)とネフライト(角閃石、軟玉)は同じ鉱物で、1863年にその分類がされるまではジェード(翡翠、玉)として取り扱われて来ました。そのため、ジェード(翡翠、玉)に関する神話や伝説、故事やパワーストーンとしての伝承は、いずれの鉱物も同一であると考えていいと思います。ただし、ジェード(翡翠、玉)の中にも階級はあって、現在ジェダイト(翡翠輝石、硬玉)と呼ばれる鉱物の方が、美しい鉱物として珍重され、強い効力を持つジェード(翡翠、玉)とされていたようです。
古くから中国ではジェード(翡翠、玉)を「翡翠玉」と呼び、この石は人々に珍重されてきました。人々を魅了する「玉」には霊力が宿っていると信じられ、皇帝や権力者達に結びつけて考えられてきました。神々の力が宿った神聖な石として大切に取り扱われてきたようです。神事を取り扱う、高貴な人間の証として、ジェード(翡翠、玉)で作った祭祀器を用いて儀式を行ったとされています。若葉を思わせる緑色をしたジェード(翡翠、玉)は豊穣や生命を象徴する石として殊更に珍重されてきたようです。
ジェード(翡翠、玉)は霊力の宿った幸運の石として、魔よけやお守りに用いられてきました。災難から持ち主を守ってくれると考えられてきたようです。また、硬く壊れにくい石である事から、健康や長寿、友情を象徴する石として、古くから人々に親しまれてきました。
古くから霊力を宿した石として伝承されてきたジェード(翡翠、玉)は、霊力や精神力をサポートし、精神を安定させて潜在能力を引き出し、気力を充実させる効力があるとされています。また、様々な治療用にも用いられ、死者の魂を沈める石としても利用されていたようです。
メーテルのリーディング
脚光を浴びるようです。東洋では古くからその力は知られていたようです。中国がそれなりの勢力と発展があったのはこの石の力です。文明の石と感じています。この石は繁栄を含んでいて、素晴らしい石があれば、その石はその人に限らず、地域、仕事社会にまで及ぶほどのエネルギーを持っているようです。文明の発達にもエネルギーが繋がっています。
資産家、文化人、知識人などが所持していたようです。
おもしろ豆知識
※ 日本では縄文時代から勾玉として使用されてきました。糸魚川、青海を中心とした縄文の翡翠文化として有名です。
※ 古くから東洋や中南米の民族から「魔法の石」として崇められてきた鉱物です。流通上、本翡翠という場合は「ジェダイト(翡翠輝石、硬玉)」を指します。
※ 中国で、古くからジェード(翡翠、玉)として彫刻などに用いられてきた鉱物は
、ネフライト(角閃石、軟玉)やその他の翡翠類似石が大部分を占めています。
※ 最高品質なものはインペリアルジェード、またはロウカンと呼ばれています。
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