|
ラピスラズリ(瑠璃)
----- 邪念を取り除き、幸運をもたらす ----- |
鉱物データ
【名称:英名】 Lapis-lazuri (ラピスラズリ)
【名称:和名】 瑠璃(るり)
【宝石言葉】 永遠の誓い 【誕生石】 12月の誕生石・1/22、5/25、8/6、9/24、12/19の誕生石
【守護石】 天秤座 【劈開】 不完全 【断口】 凸凹
【グループ】 珪酸塩鉱物 【成分】 (Na,Ca)7-8(Al,Si)12(O,S)24[(SO4),Cl2,(OH)2] 【結晶系】 等軸晶系
【硬度】 5-5.5 【比重】 2.4-2.5 【屈折率】 1.500 【主要産地】 アフガニスタン・ロシア・チリ 他
熱変成を受けた石灰岩中に生成し、パイライトやドロマイトと共産します。群青色の色合いが、石全体に渡ってムラなく広がっているのが良質とされています。中にキラキラと光る金粉のようなものが含まれている場合がありますが、これはパイライトです。このパイライトは、普通、合まれていないほうが良いとされていますが、個人的な好みによる度合いも大きいようです。
語源
ラテン語で「石」を意味する「ラピス」と、ペルシャ語で「青い」という意味の「ラズワード」という言葉が語源。
伝承・効果
古代より豊穣と喜びの石、聖なる石として珍重されてきた、非常に精神性の高い石です。人類との関わり合いとしては5000年から6000年の歴史を持つ石と云われ、世界各地で聖なる石として珍重されてきました。特にエジプトでは強く崇められてきた石のひとつです。ツタンカーメン王の棺に用いられたことを見てもそのことがわかります。普遍的な真理を象徴する石として崇められてきました。日本でも瑠璃と呼ばれて水晶とともに幸運を招く護符として崇められてきました。
この石は、心の曇りや邪念、不安や嫉妬を取り除き、幸運と成功をもたらします。持ち主の内面的パワーを刺激して、知恵、洞察力、決断力をサポートしてくれる幸運の石とされています。持ち主の吉運を大吉運に凶運を吉運に変える強いパワーを持つ石だと言われています。
また、視力回復、心臓の安定、甲状腺の正常化をもたらすパワーがあるとも伝承されてきました。
メーテルのリーディング
大変エネルギーが強いのはご存知の通りです。登り竜のお姿が見えました。神のお力があるのでしょう。幸運をもたらすというのも嘘ではないようです。この石は男性的な石で、男性ホルモンにも影響しています。男性のエネルギーです。女性がすれば、男性の気持ちが理解できるようになるかもしれませんね。そして東洋的エネルギーを司っている部分があります。
石には地球全てのエネルギーが分散されていて、東洋はラピスラズリ、西洋はロードクロサイト、葉のエネルギーや花のエネルギーなども石がそのエネルギーの源を持っていて影響を与えていると教えてもらっています。
おもしろ豆知識
※ メソポタミア北部に興った古代オリエントのアッシリア帝国では王の胸を飾る7つの宝石の内の1つとされていました。
※ 古代ローマ時代には恋人達を守る力があると信じられ、ビーナスに捧げられました。また、この石を削って粉末にしたものは憂鬱な気分を払拭する効果があったとされ、酒宴に供する酒に混ぜて使ったともいわれています。
※ 旧約聖書には神の栄光を讃える宝石として、サファイアが登場します。しかしながらこの石は、最近の研究では現在のラピスラズリであることが分かっています。
※ 古代中国人は、化粧品としてラピスラズリを利用していました。
※ 瑠璃は梵語の音訳で仏典で言う極楽浄土を飾る七種類の宝物、七寶(しっぽう)「金・銀・瑠璃・しゃこ・瑪瑙・珊瑚・琥珀」(法華経順)の一つとされています。
※ 古代エジプトの王ツタンカーメンの棺や、シュメール文明のモザイク画に使用されています。
※ 古代ギリシャおよびローマ時代からルネッサンスにかけて、ラピスラズリは、永続性のある群青色の顔料を作るために、細かく砕かれ有名な油絵に使われました。
※ 古来よりとても高価な物とされ、金と同じ値段で取引される事もあると言われています。
※ 青色のラズライト(藍方石)を中心鉱物とする石で、ソーダライト、アウイン、方解石、黄鉄鉱など数種類の鉱物から構成されています。
※ 塩酸に溶けて、腐敗した卵のような匂いを発します。
[ 解説画面を閉じる ] [ この画面でホームページを開く ]
関連キーワード
ご利用になっているモニターの性能により、画像の色が実際のものと多少異なって見える場合がございます。あらかじめご了承下さい。 本ページ内に記載されている画像・文章等、情報の無断転載をお断り致します。 |
|