ルビー（紅玉） - 「メーテルワールド　幸運の道具屋」パワーストーン辞典

【名称：英名】　Ruby　（ルビー）
【名称：和名】　紅玉　（こうぎょく）
【宝石言葉】　情熱・威厳・勇気・仁愛
【誕生石】　7月
【グループ】　酸化鉱物　　　【成分】　Al2O3
【結晶系】　三方晶系　　　【光沢】　ガラス光沢
【硬度】　9　　　【比重】　4.00　　　【屈折率】　1.76-1.77　　　【複屈折量】　0.008-0.009
【主要産地】　インド、ミャンマー、スリランカ、アフガニスタン　他

コランダムという酸化アルミニウム鉱物の中で、赤色の鉱物をルビーといいます。ダイヤモンドについで硬い鉱物で、モース硬度は9となっています。高温で変成作用を受けた岩石中で産出されます。ルビーの赤色は鉱石中に含有される酸化クロムの作用によるもので、条痕は白色です。

ルビーにはスタールビーと呼ばれるものがあります。スタールビーとは、スター効果を持つルビーのことをいいます。これはルビーがルチル（金紅石）をインクルージョンとして持ち、シルクインクルージョンの発達が顕著なためにアステリズム効果を発揮する事に起因しています。カボションカットされた曲面に、シルクインクルージョンが美しい六条のスターを浮かび上がらせています。スタールビーは眺めていて飽きのこない、希少性が高いルビーです。

　語源

ルビーはコランダムの中で赤色の鉱物をいいます。ラテン語で「赤」を意味する「ルベウス（rubeus）」がその語源となっています。

　伝承・効果

ルビーは7月の誕生石です。ルビーの赤い色は情熱を象徴し、貴方にパワフルなエネルギーを与え、情熱的な愛を得られるようにサポートします。また、血液の浄化作用を持ち、昔から「血と熱に効く石」とされてきました。風邪と肝臓の治療に効果があるとも云われています。

ルビーは不幸や病気から身を守る石として伝承され、身につけていると身体の奥底からパワーが湧き、やる気がどんどん出てくるとされています。また、魅力的に輝かせ、目的に向かって行動する勇気を与えてくれるようです。インドでは、この石を粉にしたものが恐怖心を無くし快感を増幅させる秘薬とされていました。

ルビーは、利己的であったり、自己中心的であったりする心に敏感で、それを察知すると効力を失ってしまうという、精神性の高い石であるといわれてきました。

　メーテルのリーディング

男性的な力強さがあり、奪うような強さがあります。シューティング的に仕留める様なイメージがあります。

人の心を繋ぐ愛の石です。愛という形の中に二人が手を繋いでいる姿が見えました。二人という限られた愛です。絆を深く結んでくれるようです。夫婦かもしれませんし、深い友情かもしれません。二人は向き合っているのではなく、前を向いて歩いていく姿のように見えました。

　おもしろ豆知識

※　立派なルビーの持ち主は、その一生を周囲の人々と仲良く過ごし、平和な生涯を送る事ができる。財産も名誉も不当に奪われる事無くあらゆる危険や災難から見を守り安泰と平和をくれる石だがこの石を十分に享受するためには指輪、腕輪、ブローチなど体の右側に付ける事が必要だと伝えられています。

※　インドやビルマでは、魔除け、幸福をもたらす石として、今でも崇められています。

※　古代インドでは、「ラトラナジュ（宝石の王者）」と呼ばれ、戦士が身につけると、天下無敵になるといわれていました。

※　中国やインド、ペルシャでは秘薬としても珍重されていたそうです。ルビーの本場インドでは、これを粉にしたものを秘薬として用いていたといわれます。その効能は、恐怖心を無くし、快感を増幅させるとされ、サンスクリット語の古書のなかには、「風邪と肝臓の治療に効果がある」と書かれています。

※　古代神話の世界では、ルビーは炎と戦いの軍神マルスが宿る護身の宝石といわれていました。

※　ルビーの変色が不幸を予言したと言う話が、ドイツの「ウォルフガング・ガーベルショーヴァ-」という人の手記に記載されています。彼は妻を残して旅に出ました。彼は妻から贈られた美しいルビーの指輪をはめていました。ところが急激にルビーの色が失われ、それまでキラキラと輝いていた輝きがドンヨリと曇るようになってしまったのです。その色調は数日間も続いたので彼は妻の身に何かあったのではないかと不安になり帰宅しました。すると、カテリーネは重い病魔に取りつかれており数日後には息を引取ってしまったのです。彼女の死後、たちまちルビーの輝きはもと通りに戻ったという事でした。

※　ミャンマーのモゴック付近から産出する紫がかった濃い赤の石をピジョン・ブラッド（鳩の血）と呼び、最高級品とされています。

※　ルビーには紫外線を当てると暗闇でも輝く蛍光性があります。

　

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