アンバー(琥珀)の宝石言葉は「誰よりもやさしく、家族の繁栄・長寿」です。ギリシャ神話では[ヘリアーデスの涙]と呼ばれ、暖かみのある優しい宝石です。新生代の第三紀の松柏科植物(マツ、スギ、 ヒノキな等)の樹脂が、地中で化石化したもの。長い歴史的時間を宿した琥珀は、おおらかさと精神の安定を与えてくれます。
古代から、アンバー(琥珀)は装飾品としてだけではなく、愛を叶える宝石として女性に親しまれてきました。ヨーロッパでは、アンバーをプレゼントする行為は「幸福を贈る」という意味を持ち、積年の愛が花開くとされました。
アンバーは豊富な色合いを持ち、中には蛍光性を持つものもあります。その色合いは200種類以上の色彩に分類されています。琥珀の代表的な色である黄色はコミュニケーションの色といわれ、内気な性格を防ぎ、感受性を豊かにして、過去の恐怖心や罪意識を楽にしてくれるといわれています。
アンバーは装飾品としてだけでなく古くは毒消し、喉の痛み、目眩、下痢、喘息、関節炎などの治療薬として使われたと云われています。
元々が樹脂のため非常に傷つきやすく、取扱には注意が必要です。ホコリが付きやすいので汚れた場合は柔らかい布(セルベット、セーム皮)で拭き、汚れがひどい場合は水または35度以下の温湯で洗浄してください。
こちらで紹介しているペンダントのトップはインタリオという技法で加工されたものです。インタリオはカメオのような浮き彫りとは逆に、素材を彫り込んだ沈み彫りのことですが、裏側から彫って表にはなんの傷もなく、彫刻が浮き出ているかのように見える技法です。技法的には古く、古代アッシリアにまで遡りますが、インタリオは17世紀から伝わるロシア芸術です。。技術的にはカメオよりもインタリオの方が難易度が高いといわれています。やわらかさ、優美さとともに、人の手の温もりが感じられる、繊細で可憐な美しい手彫りの彫刻です。
ネックレス部分はリトアニア産のアンバー(琥珀)を使って作られています。優美で人の手のぬくもりを感じられるペンダントネックレスに仕上げられています。
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