トパーズは11月の誕生石で、ペグマタイトに生成することが多く、鉱脈や花崗岩の空洞に産出する事もあります。トパーズはOHタイプとFタイプの2種類に分類されます。Fタイプのトパーズは産出地が多く、殆どのトパーズはFタイプに属すると言われています。また、Fタイプのトパーズはバラエティに富んだ色合いを呈します。ブルートパーズはFタイプのトパーズです。
かつてトパーズと呼ばれていたのは、現在のペリドットを指しています。このペリドットは紅海のゼベルゲット島(セントジョーンズ島)で産出されました。この島周辺は深い霧の発生が多く、航海中に見つけることが困難だったとされています。そのため、ギリシャ語の「捜し求める」という意味の「topazos」という言葉に由来して名付けられました。
トパーズは創造性や感受性を高めて霊的能力を強め、持ち主に幸福や友愛、そして希望をもたらす石と云われてきました。そのため、トパーズを身につけていると、生涯における素晴らしい人との出会いがあると信じられてきました。
また直感力と洞察力を刺激して、判断力を向上させてくれる効果があるとされています。混沌の中から自分にとって必要な物や有益な物を選別する能力をサポートし、向上させてくれる事で持ち主にとっての正しい未来へと導いてくれる石とされています。そのために必要な物や人脈、情報と出会うこともサポートしてくれるとされています。
とりわけブルートパーズは精神を穏やかにして、洞察力を高めて見目を確かな物にしてくれるとされています。より正確な判断力の向上をサポートしてくれるようです。
トパーズは古代より、冷え性を改善する働きがあるとされ、肝臓病や皮膚病の治療にも効果があると伝承されてきました。
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