クンツァイトは、1902年に鉱物学者のG・F・クンツが、アメリカ、カリフォルニア州のパラ地区で発見したスポジュメン(リシア輝石)と呼ばれる鉱物の一変種です。発見された当初はトルマリンと判断されたものの、クンツ博士の調査により、新種の石であることが解りました。その後、科学者のチャールズ・ヴァスクビルが、クンツ博士の名にちなんで「クンツァイト」という名称を科学論文に発表しました。
ラべンダーの色味のあるピンクが持ち味で、見る角度によって色の濃さが違ってみえる多色性があるのが特徴です。また、結晶の伸長方向に平行な条線を持つ特徴があります。アメリカのカリフォルニア州で最初に発見された事から、カリフォルニア・アイリスとも呼ばれています。
自己を解き放って精神的に自由になり、直観力や洞察力をサポートすると言われてきました。そして自分の進むべき道を指し示してくれるとされてきました。このため、目標に向かって突き進む勇気を与えてくれると伝承されています。自己目標を達成するため、日々奮闘されている方などは、身近においておくといいでしょう。ヒーリングや瞑想にも向きます。また、脳を活性化し、目の疲労を取り除く効果があるともいわれています。
クンツァイトには、様々な物を純化して浄化する力があるとされています。日常生活の中で、様々な人間関係の軋轢から生じるネガティブな感情を取り払い、新しい気持ちで前向きな活力を取り戻させてくれる石とされています。また、沈んだ心や乱れた心を安定させて、穏やかな心と愛情に満ちあふれた繊細かつ雄大な心へと導く力があるとされています。周囲への批判的見解を抑制し、雄大な気持ちで接する事が出来るようになるため、円滑な人間関係を構築出来るようになるとされています。
クンツァイトのエネルギーは、循環器系にその効果を発揮して、心臓や動脈などの血管を強化し、血液の流れをよくし、体内全体に酸素を行き渡らせる効果があるともいわれています。
クンツァイトは日光(紫外線)の影響で褪色する傾向があります。また、劈開性があり割れやすいので、取り扱いには注意して下さい。
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