アパッチティアーズは流通名であり、鉱物学的にはオブシディアン(黒曜石)です。アメリカ合衆国のアリゾナ州、ニューメキシコ州に産する濃色の団塊状のオブシディアン(黒曜石)は流通名で「アパッチティアーズ(アパッチの涙)」と呼ばれており、火山性熔岩が冷えて固まる速度が、結晶の生成よりも速い時に生成される非晶質の天然ガラス質火山岩です。真珠岩の中に球状の黒曜石(オブシディアン)が含まれていて、火山活動があった場所または現在活動している地域に産しています。
大航海時代、イギリス人や他のヨーロッパの異民族たちが、アメリカ大陸をの覇権をめぐり、先住民族であるインディアン族(ネイティブアメリカン)と戦いました。インディアン族は祖先の眠る土地、長年暮らした安住の地を守るために必死に戦いましたが、先進国の持つ武器の技術に敗れ、アパッチ族にとって聖地とも言える先住の地を明渡す事となってしまい、生き残ったインディアンたちは奴隷としての生活を余儀なくされました。インディアン仲間の戦死という悲しみと、奴隷となったインディアン族の悲しみの涙が大地に落ち、それが石になったといわれています。その石は小礫状(ドロップ状)を呈し、そのためにアパッチティアーズと呼ばれるようになりました。
アパッチティアーズは呪術の石といわれ、目標に向かって正しい方向に導き、悲しみを癒し、希望に変えてくれると伝承されます。精神を安定させて、寛容さをもたせてくれると云われています。
アパッチティアーズをベッドの傍や枕元に置いておくと、感情を安定させてストレスを取り除く効果があるとも云われています。アパッチティアーズは、ネガティブな負のエネルギーを吸収してくれる石とされています。流水でも結構ですから、たまに浄化してあげて下さい。
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