砂漠のバラは硫酸塩鉱物に属する鉱物で、バラのような花弁状の重なりからなり、砂漠の中(オアシスの跡地)から産出されます。石膏(ジプサム・Gypsum)によって生成されるものと重晶石によって生成されるものがあります。また、半透明から透明の僅かにピンク色を帯びた花びら状に結晶したカルセドニーによるものもあります。
オアシスが徐々に干上がってくると、元々水に溶けていた硫酸カルシウム(CaSO4)や硫酸バリウム(BaSO4)が水に溶けなくなって析出します。この硫酸カルシウムや硫酸バリウムが周囲のミネラルをともなって結晶したものが砂漠のバラといわれています。
砂漠のバラは、オアシスの跡地で砂の中にしみこんだ水分が、周囲のミネラルを溶かして、貝殻状の結晶を形成するために出来上がるとされ、通常は、地下数cmから数mの位置で多く生成されるといわれています。
砂漠のバラは願いを叶える効果があると云われています。また、身体内部から発生する病魔に対して、防御抑止するパワーをもたらすとも云われています。
砂漠のバラは、乱れがちな精神を平静に保ち、自分にとって不必要な人との縁を切ったり、悪しき慣習を断ち切ったりする効果があるとも云われています。悪縁を絶ちたい時、つきあう人を選びたい時に役立つことでしょう。効果のキーワードは「愛・知性・平穏・平静」です。
砂漠のバラは硬度2と柔らかく、石の性質上、水や衝撃に弱く、脆くて壊れやすいのでお部屋のオブジェとして安置するのがいいでしょう。